旅で始まった、刺繍生活
- kotton0917
- 2015年2月19日
- 読了時間: 2分

ちょうど1年前、アジア5カ国を3ヶ月間旅をしました。
旅の1番の楽しみは、少数民族の方達の暮らしや手仕事を見ることで、主にタイ、ラオス、ベトナムの北部を中心に巡って来ました。
綿花や藍を育てるところから、布を織るところまでバッチリされている民族は、美しい暮らしぶりで勿論感動したのだけど、個人的に、刺繍の民のたくましさに、圧倒され、やられてしまいました、、、、
ちくちくちくちくちく。。。。。。
昼ご飯の片付けが済んだ後、ご近所さんたちと、ちくちくちく。。
おしゃべりしながら、道の脇に座って、ちくちくちく。。
10歳位の子供が、さらに小さい妹か弟をおぶって、友達と遊びながら、ちくちく。。
観光客が多く賑わう道の脇で出店しながらちくちく。。
夜になり、誰かにもらったのか、ヘッドライトをつけながらちくちくするお婆さん。
どこでも、どんなときでも、刺繍ってできるんだな、針と糸さえあれば。
と、勇気と希望をもらって、ちょうど中国雲南省にいる頃に、市場で道具をゲットして、
私の刺繍生活が始まりました。
旅の間に買ったポシェットの刺繍を見よう見まねで刺してみたり、写真に撮っておいた刺繍を拡大して研究したり。

これは多分モン族の刺繍かな。

これは、アカ族の刺繍を糸の色を変えて。まだまだ刺繍の技を知らないので、ぜーんぶストレートステッチで刺してます。

これは、ベトナム北部、サパで出逢った、ザオ族の刺繍を色を変えてコピー。
実際に彼らは袖とズボンの裾と背中にぶわーっっっとこの刺繍を施し、普段着にされています。
また、会いに行きたい民族です。




このあたりは、アカ族の刺繍を参考に、展開していったもの。何枚もあります。
タイ、ラオスでは、刺繍をする人が多いからなのか、刺繍糸探しに苦労しません。
レトロな可愛い糸が、大量に格安で売っていたので、バックパックに詰め込んで帰って来ました。
木綿かと思いきや化繊だったけど、日本の刺繍糸とは違う味があり、良いです。
一枚目の刺繍は、旅の最後にタイの南のタオ島で、海や空の色に心が溶けて、思うまま、
気持ちいいままに刺した刺繍です。
代々受け継がれてきた、世界あちらこちらの刺繍や模様も、ちくちくするように、ゆっくりと、自由に、文化交流をして色んな技や、模様をそれぞれが取り入れてきたんじゃないかな。
新たな技を発見した人も、ひとりじめせずに。
刺繍って、めちゃめちゃグローバル!
さてさて旅の間、ホテルやバスの中でひたすら刺した刺繍の布きれを、日本に帰って
ヘアアクセサリーにしてみました。


コメント